死後経過時間推定でお困りの際は・・・

【 試験運用中 】

死後経過時間推定でお困りの際は・・・

検視・死体検案・法医解剖の際に,死後経過時間推定の手掛かりとなる情報が乏しく,「困ったなぁ・・・」という経験をしたり,「法昆虫学の有用性は理解しているけれども・・・」と思っている方がいらっしゃると思います。当該事例の情報をいくつか提供していただくことで,死後経過時間推定の一助となることができるかもしれません。 なお,対象者は法医実務(検視・死体検案・解剖など)に携わる方に限ります。

この試みは,昆虫学的証拠より推定した死後経過時間の推定精度の向上のために事例を収集・蓄積することを目的として,かつ,これまでの研究成果を社会へ還元する社会貢献の一環として実施するものであり,岩手医科大学とは関係がございません


必要な情報

すべての情報が必須ではありませんが,情報が多い方が詳細に推定できます

  1. 昆虫の情報:死体発見現場における情報が有用ですが,検案(剖検)時の情報でも大丈夫です
  2. 死体発見現場の概要
  3. 死体の状況
  4. その他:昆虫の誘引・入植に影響を与えると予想される環境・要因
  5. *最終生存確認の情報は,こちらの推定をお伝えするまで,敢えて伏せていだたいて構いません

不要な情報

  1. 屍名・年齢など個人情報
  2. 死体発見現場の正確な住所など,現場を特定可能な詳細情報
  3. 事例を特定可能な詳細情報
  4. 殺人・死体遺棄など被疑者が存在する場合,被疑者の情報
  5. 「秘密の暴露」に該当する被疑者の供述内容(捜査情報)

迷っている方に・・・

Q: 岩手県での研究なので,東北地方以外は法昆虫学的推定の適用対象外ですよね?
A: 確かに今のところ北海道(札幌市以北・道東)や沖縄については,正直自信がありません。しかし,死体に入植する昆虫の多くは,異なる地域であってもヒトか生活している場所で普通に(共通して)みられる(衛生害虫・不快害虫として認識されている)ものであり,ある程度(捜査情報と矛盾しない,ないし死体所見で判然としないものについて大凡の判断基準となる程度)の推定は可能であると考えています。また,法医実務に従事されている方々に,法昆虫学で推定可能なこと(レベル)の限界を認識していただくことも大切であると思っています
Q: 昆虫種の正確な同定が問い合わせの前提条件ですよね?
A: 私も正確な同定には苦慮していますので,昆虫種の同定ができていないことを理由にご相談をお断りすることはありません
Q: 第三者に死者のプライバシーに関する情報や捜査情報を提供することに抵抗や不安があるのですが・・・
A: 守秘義務は遵守します。また,死者や事件の特定に繋がるような情報は,法昆虫学による死後経過時間の推定には不要ですので,情報を提供いただく必要がありません
Q: 相談に際して料金はかかりますか?
A: 現在のところ,正式な鑑定ではないので,料金は不要です。換言するなら,死体検案書ないし鑑定書に記載できるほどの根拠にはならないので,(「"自称"法昆虫学者がそう言っている」程度の)参考情報として扱ってください
Q: そもそもあなたは信用できません
A: まぁ・・・返す言葉もございません

連絡先

028-3694 岩手県紫波郡矢巾町西徳田2-1-1
岩手医科大学教養教育センター生物学科
電話:019-651-5111(内線5047)
e-mail:saigusak@iwate-med.ac.jp(@は半角にしてください)